クローン病患者が鉄剤の治験を受けた結果

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こんにちは!更新が滞ってしまいましたね(汗)

体調が悪かったとかではなく、単純に忙しかったのが原因です。

貧乏暇なしとはまさにこの事。

宝くじ当たらないかなぁ…。

と、ぼやきはここまでにしておいて、約2ヶ月前から鉄剤の治験を行ってきたのですがすでに投与は終了しており、現在は経過観察中に入っております。

貧血が劇的に良くなると言われていた今回の治験ですが、受ける前と受けた後ではどのような変化があったのかレポートしたいと思います。

検査前の状態

そもそも私はずーっと貧血気味で、クリニックでフェジンという鉄を補うための点滴を何度かしておりました。

しかし貧血は一向に回復せず、ズルズルと過ごしていました。

そしてレミケードからヒュミラにスイッチし、炎症値が標準になったのにも関わらず相変わらず貧血が続いていたため、そのタイミングで行われていた鉄剤の治験に参加する事となったわけです。

で、治験を受ける前の私の血液検査の結果がこちら。

ヘモグロビンの値が9g/dLと超低い数値になっております(汗)
あと、血清鉄とかヘマトクリットとか諸々低いです。
というかほとんど正常な値ではありませんね(笑)

ここから治験を開始してどうなったかを見ていただきましょう!

治験後の状態

治験の鉄剤を投与する回数は3回だったと思います…。

ちょっと間が空いているので忘れています(汗)

で最新の血液検査の結果がこちら。

若干正常値じゃないものが残っていますが、概ね改善していると言っても良いのではないでしょうか。

まぁ私的にはもっと劇的に改善して『L』とか『H』とかの異常値が無くなっているのを期待していたんですが、どうやらそうはいかないようです(笑)
さすが原因不明のクローン病ですね。
全く忌々しい野郎ですよ…本当に。

治験はとりあえず終了となりまして、今後は経過観察をして改善した数値がどのように推移するのかを見るようです。
治験コーディネーターの方の情報では私以外に何名かクローン病の方がこの治験に参加しているようですが、貧血に戻る方、改善する方と分かれるそうです。

貧血に戻るといううことはどこからか出血しているという証拠なので、炎症を抑える治療に力を入れていくようです。
さて、私はどうなるんでしょうかね??

また新しい情報があり次第報告したいと思います!

余談

あと、この治験ですが鉄剤の補給がメインなんですが何が新しいかと言うと、今までの鉄剤の補給はフェジンという薬を使って血液検査の項目でいう『血清鉄』というものを補う事しかできなかったんですが、私が受けたものは血液検査の項目でいう『血清フェリチン』(別名:貯蔵鉄)を補う事ができるという貧血改善へのアプローチが異なるものなんですね。

で、フェジンだと1回に補給できる鉄の量がめちゃめちゃ少ないので、本気で改善させるためには毎日点滴するくらいじゃないと十分な鉄が補給できなかったんです。
しかし私が治験で投与した鉄剤は特殊な加工がされているそうで、そのおかげで補給できる量が超たっぷり出来るとの事。なので体に負担をかける事なくわずか数回で貧血を改善できるんだって。

ちなみに投与直後の数値は以下の通り。

当初。3.6しかなかった貯蔵鉄が、一気に324と90倍に回復しました(笑)
ヤバい威力ですね!

スッカラカンだった貯蔵庫に溢れるほど鉄を詰め込んだ感じです(笑)
この貯蔵鉄を使ってヘモグロビンが作られていくらしいです。

しっかし、これだけ詰め込んでも貧血が少ししか回復しないとは私の体は大丈夫なんだろうか??
普通の体になりたいなぁ…!(泣)

ではまた!

 

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