クローン病と大建中湯(ダイケンチュウトウ)という漢方薬について

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

クローン病と大建中湯(ダイケンチュウトウ)
おはようございます!
最近、朝の通勤時間にiPhoneを使ってブログの下書きを行っているkengorouです。
この間「イムラン」についての記事を書きましたが、その時に紹介というか書き忘れていたことがあったので、それについて書いていこうと思います。
表題にもあるように『大建中湯(ダイケンチュウトウ)』と言われる漢方薬をイムランを処方された時に一緒に出されました。
今までは「レミケード」やら「ステロイド」やら「イムラン」などカタカナばかりの西洋医学に頼ってきた私ですが、ついに漢方という東洋医学にも手を出すことになりました(笑)

大建中湯(ダイケンチュウトウ)とは?

初めて処方された『大建中湯(ダイケンチュウトウ)』ですが、クローン病の人にとってどんな効果があるのでしょうか?
ググってみると

腹痛やお腹の張りをやわらげ、また、体をあたためて胃腸の調子をよくします。
体力がなく冷え症で、お腹をこわしやすい人に向く処方です。

と書かれてあります。
また特徴としては

  • 大建中湯の“中”は体の中心部である胃腸をあらわし、胃腸を大きく建立し丈夫にするという意味合いがあります。漢時代の「金匱要略」という古典書で紹介されている処方です。
  • 病院では、大腸がんなど術後の腸閉塞(イレウス)の予防効果を期待して用いることがあります。その有用性を確かめる臨床研究もおこなわれており、入院期間が平均3.5日短縮したという報告もあります。
  • 適応証(体質)は、虚証(虚弱)、寒証(冷え)となります。

とありました。
んで、クローン病患者になぜ処方されるのかというと、狭窄持ちや癒着持ちの場合に腸の動きを良くする為に出される事があるようです。
私は今回イレウスで入院し、狭窄があることが発覚しました。
このことから『大建中湯(ダイケンチュウトウ)』を処方されるようになったと言うわけです。
▼私の大建中湯ちゃん(ツムラ)

大建中湯(ダイケンチュウトウ)と炎症抑制効果

腸の動きを活発にするだけで無く、クローン病の炎症を抑える効果もあるのでは?と言われています。
グーグルで『大建中湯 クローン病』で検索すると様々な記事にヒットします。
詳しくは以下の記事を参照してみてください。
[ 参照記事:代替医療からの脱出 海外でも注目される漢方の実力(第109回漢方医学フォーラム)|セミナーレポート-漢方・漢方薬の医学的・科学的な最新情報 QLife漢方 ]
上の記事からの抜粋ですが、クローン病に関して次のように書かれてあります。

CGRP関連作用だけでなくADM関連作用があることが分かったおかげで、「クローン病の患者さんはCGRPが低いのに、なぜ大建中湯が効果を示すのか」という疑問に、「それはADM関連の作用があるからだ」と説明がつくようになった。
あわせて、クローン病で炎症を起こすサイトカイン(細胞同士が情報伝達する物質の一種)をADMが抑える作用も確認できたために、今後は、軽症から中等症のクローン病患者には併用薬として大建中湯が有効な可能性が見えてきた。

このエビデンスが確立されれば、副作用の少ない治療薬として広まりそうですね!!!
実は、私はどちらかというとこういった東洋医学的なものの方が好みだったりします(笑)
今までは説明が出来なかった事も、医学の進歩によって次々と解明されてきています。
この勢いにのって、ぜひクローン病の原因も解明して欲しいですね!!!
クローン病が治った暁には、私死ぬほどステーキを食べることを宣言します(笑)!!!
では、また☆

【送料無料】漢方ポケット図鑑 [ 宮原桂 ]

【送料無料】漢方ポケット図鑑 [ 宮原桂 ]
価格:1,995円(税込、送料別)

クローン病ってこんな病気
潰瘍性大腸炎・クローン病の人の食事
クロ-ン病患者が本当にききたいこと
----------------------------------------------------------------------–
(8月9日の食事と体重)
【  朝の食事   】パン,ゆで卵,エレンタール = 600kcal(脂質20g)
【  昼の食事   】エレンタール = 300kcal(脂質0g)
【   間食    】エレンタール = 300kcal(脂質0g)
【  夜の食事   】エレンタール = 300kcal(脂質0g)
【 総摂取カロリー 】1500kcal(脂質20g)
【 体重(朝計測時)】47.2kg
【 体重(夜計測時)】47.8kg
【   腹痛    】右下腹部痛(たまに)
【  肛門痛    】なし
【  便の回数   】朝普軟便2回
【   出血    】なし
【   体温    】午前:測定無し 午後:測定無し
【  身体の調子   】普通
----------------------------------------------------------------------–

関連記事



▼ENJOY IDB管理人が暇つぶしに作った動物サイトもよかったらご覧ください。

クローン病ブログ

その他のクローン病ブログはこちらから読めます。
↓ツイッターのフォローはこちら


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメント

  1. LIFE より:

    大建中湯はベタな漢方です。その昔、漢方が一般的じゃなかった時にドクターと喧嘩してまで出させました。
    どうしても血行不良になりますからね、それを補う意味でも良いと思います。私が飲んでいた時もそれなりに効果はあったと思います。漢方でも飲みやすいですしね。
    私も薬のようなそうでない様なものを色々試したことがあるので、漢方など何の苦さも感じなくなってしまいました。

  2. 匿名 より:

    こんにちは
    漢方きくといいですね!
    私が飲んでる漢方薬はちょうようとうっていうやつです。
    だいけんちゅうとうも試してみたいです!

  3. kengorou より:

    >LIFEさん
    コメントありがとうございます☆
    大建中湯は割とポピュラーなんですね!!
    ドクターとケンカしてまで出させたって凄いですね(笑)
    それなりに効果があったという事なので、私も飲み続けてみます☆

  4. kengorou より:

    >名無しさん
    コメントありがとうございます☆
    腸癰湯(チョウヨウトウ)調べて見ました。
    これもクローン病に効きそうですね!!
    『下腹部の炎症や鬱血をひき、痛みをやわらげます。下腹部痛、ことに盲腸部の痛みや生理通に適します。』って書かれてあったので、まさに私の病変にピンポイントです!!
    今度、主治医に腸癰湯(チョウヨウトウ)の事聞いてみたいと思います!!

コメントを残す

*