レミケードを受けて5日目。
とてつもなく調子が良い日が続いています(笑)
しかし、この調子の良さは時間制限あり…。
今のうちに美味い物を食べておかないと!
という事で、昨日もしゃぶしゃぶ食べてやったりと結構無茶しています。
さて、このブログは様々なキーワードで訪問されますが、その中でも『クローン病 症状』というキーワードで来られる方がいますので、症状について簡単にまとめてみました。
クローン病の症状とは
まず症状の前にクローン病とは一体何がどう悪いのか、その結果どんな症状が出るのかって事ですが、難病情報センターより抜粋です。
大腸及び小腸の粘膜に慢性の炎症または潰瘍をひきおこす原因不明の疾患の総称を炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)といいます。
クローン病も、この炎症性腸疾患のひとつで、1932年にニューヨークのマウントサイナイ病院の内科医クローン先生らによって限局性回腸炎としてはじめて報告された病気です。
クローン病は主として若年者にみられ、口腔にはじまり肛門にいたるまでの消化管のどの部位にも炎症や潰瘍(粘膜が欠損すること)が起こりえますが、小腸の末端部が好発部位で、非連続性の病変(病変と病変の間に正常部分が存在すること)が特徴です。それらの病変により腹痛や下痢、血便、体重減少などが生じる病気です。
[ 参照記事:難病情報センター|クローン病 ]
と書かれております。
このようにクローン病は口から肛門までの消化器官全てに炎症が起こりうる病気なのであります。
従ってその症状も口から肛門まで、患者さんによって非常に多彩で、侵された病変部位(小腸型、小腸・大腸型、大腸型)によっても異なります。
代表的な症状その1『腹痛』
もうクローン病患者の99%の方が経験される症状ではないでしょうか(笑)???
とにかく、腸に炎症が起きているのでお腹が痛くなります。
また炎症により、腸に狭窄が起きている場合はその場所を食べ物が通過するときに痛みがでます。
腹痛の度合いも様々で、我慢できるくらいのものなら良いのですが、強い痛みになってくると『ロキソニン』などの痛み止めのお世話になる事もあります。
腸管狭窄による腹痛の場合は通過してしまえば治まることが多いようです。
いずれにしても腹痛がずーっと続く場合は一度検査をしてみることをオススメします。
代表的な症状その2『下痢』
これもクローン病患者にとってはポピュラーな症状ですね(笑)
ポピュラーでなおかつ厄介な症状です(汗)
クローン病の下痢の原因は、腸管の粘膜障害により吸収能が低下したり、腸管の中へ滲出液が排泄されることによっておこります。
また夜間に経腸栄養を行っている場合や、抗生物質などの薬を服用している場合でも下痢が起こります。
さらに、手術をした場合で腸の機能が低下している場合も下痢が起こりやすくなります。
夜間にも下痢がみられる場合や、一日何十回も下痢が止まらない時は、クローン病が悪化していることが多い傾向にあります。
下痢を止めるには絶食し、点滴で栄養をとりながら炎症が引くのを待つか、『ロペミン』などの下痢止め薬で下痢を抑える方法があります。
このようにクローン病では『下痢』が続くことが症状の一つですので、下痢が1週間以上続いたりするときは検査をオススメします。
代表的な症状その3『体重減少、全身倦怠感』
クローン病は消化器官に炎症が起きるため、身体全体が風邪を引いたときのように怠くなります。
この倦怠感は体験した人にしか分かりませんが、結構な怠さです(笑)
でもこの『ダルい』って言うのが中々伝わらないんですよね(汗)
私はクローン病と診断される前は嫁さんに『怠けている』と勘違いされていましたからね(笑)
さらに倦怠感が増してくると、それに伴って食欲もなくなってきます。
また消化器官に炎症が起きており、栄養吸収力が低下するために『体重減少』という症状に繋がっていきます。
腸に炎症が起きる→全身倦怠感→食欲不振→体重減少→全身倦怠感→食欲不振→体重減少→…
と魔のループに陥り、栄養が摂れないので全く身体の調子が回復しないという状態になるのです。
たまにこの魔のループに下痢&腹痛が混ざってくるときがありますが、その地獄のループに陥ると入院コースまっしぐらな状態になってきますので注意が必要です(笑)
ですので、こういう場合も入院&点滴&絶食かエレンタールなどの成分栄養剤などで栄養を補う必要があります。
その他のクローン病による症状
だいたい主な症状は上に挙げた3つくらいだと思いますが、最初に言ったようにクローン病は口から肛門までの消化器官全てに炎症が起こりうる病気で、患者さんによって症状は非常に多彩で、侵された病変部位(小腸型、小腸・大腸型、大腸型)によっても異なります。
『腹痛』『下痢』『倦怠感』などがなくてもクローン病という場合も勿論あり得る話です。
ですので、この症状があるから絶対クローン病だ!!と決めつける事が出来ないので、診断が難しいんですよね。
クローン病の症状は多彩と書きましたが、その他にも
- 発熱
- 下血
- 腹部腫瘤
- 貧血
などが挙げられ、腸管の合併症として
- 瘻孔
- 狭窄
- 膿瘍
などがあり、さらに腸管外合併症として
- 関節炎
- 虹彩炎
- 結節性紅斑
- 肛門部病変
などがあり、これらの有無により様々な症状が出てきます。
こうやって見てみると、クローン病ってどんだけ症状あんねん!!
って話ですよね(笑)
でも細分化していくとまだまだ症状は増えていきます。
さすが難病指定されているだけのことはありますね!!
私のクローン病による症状
私はレミケードという治療を受けているので、この効力がある間はほとんど症状はでません。
しかし、効力が弱くなってくると一気に色んな症状が出てきます。
私の現在の症状は
- 腹痛
- 下痢
- 全身倦怠感
- 体重減少
- 微熱
- 口角炎
と典型的な症状が出てきます。
また、何故か口角炎というオプションがついてくるのですが、これはクローン病と関係があるのかは今のところ不明となっています(笑)
そして『腹痛』といっても人によって痛む場所が変わってきます。
私の場合は『右下腹部』が、じんわりと痛くなります。
さらにNG食を食べたり、炎症が強くなるとお腹全体が痛くなります。
このように症状一つとっても人によって全く変わってきますので、もし自分はクローン病じゃないかと心配になり『クローン病 症状』で検索をしてこのブログを見ているのであれば、そんな事よりまずは病院へ行って検査をして見ることをお勧めします(笑)!!!( ´_ゝ`)ハヨ、ビョウインイケ
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(5月21日の食事と体重)
【 朝の食事 】エレンタール = 300kcal(脂質0g)
【 昼の食事 】会社の弁当 = 300kcal(脂質0g)
【 間食 】エレンタール2本 = 600kcal(脂質0g)
【 夜の食事 】ごはん,サラダ,焼き鳥 = 500kcal(脂質30g)
【 総摂取カロリー 】1700kcal(脂質30g)
【 体重(朝計測時)】48.4kg
【 体重(夜計測時)】49.2kg
【 腹痛 】なし
【 肛門痛 】なし
【 便の回数 】朝普通便
【 出血 】なし
【 体温 】午前:測定無し 午後:測定無し
【 身体の調子 】普通
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私は悪化すると左の背中が痛くなります。
というのは元々そこら辺にあった腸管の裏に膿瘍や狭窄ができたので、神経部分が背中の方にきているんでしょうね。
なのでおなかを押しても背中に激痛が走ります。
あと私の場合、皮膚がボロボロです。毎朝全身(頭からつま先まで)クリームを塗らないと真っ白です。特に頭皮はクリーム塗ってもフケのようになって見た目が最悪です。
スキンヘッドにしてクリームでも塗れればいいのですが、会社で禁止になってるので無理!(爆)
>LIFEさん
コメントありがとうございます☆
なるほど、背中側に病変がある場合はお腹ではなく背中が痛くなるんですね。
皮膚の症状もクローン病では報告されていますね。
やはり、色んな症状が出てくるんですね(汗)
早く、良くなる薬を開発してほしいっす!!
まとめtyaiました【クローン病の症状は人それぞれ】
レミケードを受けて5日目。とてつもなく調子が良い日が続いています(笑)しかし、この調子の良さは時間制限あり…。今のうちに美味い物を食べておかないと!という事で、昨日もしゃぶしゃぶ食べてやったりと結構無茶しています。さて、このブログは様々なキーワードで訪?…
http://www.matsumotoclinic.com/
でクローン病は治ります。
僕も浪人生のクローン病ですが今はまだ完治ではありませんが症状はおさまっています。
>NM with CD さん
コメントありがとうございます☆
この病院のことは私もネットで知っていました☆
本来であれば私も薬を使いたくないので、漢方などで治したいと思っています。
NM with CD さんはご自身で現在治療をしている最中ですよね?
また何か情報ありましたら教えて下さい☆