小腸は本来病気(癌)になりにくい

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小腸は本来病気になりにくい
クローン病の症状は人それぞれで、小腸だけに病変がある人や、大腸のみの人、はたまた両方に病変がある人などに分かれます。
潰瘍性大腸炎では、大腸にのみ炎症が現れまた大腸癌のリスクが上がると聞きました。
クローン病でも同じように腸に炎症をきたすため、やはり癌のリスクが上がるらしい。
レミケードの注意書には「因果関係は不明だが悪性腫瘍や悪性リンパ腫が出現した」と書かれており、IBD患者にとって「癌」は普通の人よりも身近なものな物なのかもしれません。
それだけに「癌」というものに対してはかなり敏感になっています。
しかし「小腸」に限ってですが、もともと病気になりにくい臓器だと言う事を知っていましたでしょうか?
日本経済新聞のwebサイトに面白い記事が掲載されていました。

体には様々な臓器があり多種多様な病気を起こす。例えば、肺や胃、大腸は多くの人でがんができる。ところが、小腸はがんになりにくく、病気は少ないという。小腸は病気になりにくいのか。

小腸はどんな臓器なのか?

小腸とは回腸と空腸などで構成され、消化した食物から栄養分や水分を吸収する働きがあり、長さは成人だと4~6メートルに及ぶ人の中で最大の臓器なんだって!
また、どこかで聞いた事があると思いますが、小腸の内側を広げるとテニスコート1面の4分の1ほどの面積に達するらしいです。
そして、小腸の特徴は免疫機能が強いこと。
食物が通過するうえに、色々な腸内細菌が様々な物質を放出しており、そんな中で体に必要な栄養分などを吸収するだけに、強い免疫機能で毒性の異物に対処する。
食物が数時間で早く通過することや、粘膜の細胞が3日程度で脱落するのも、小腸が有害な異物を排除するためと考えられているらしいです!
さらにビックリなのが、丈夫な臓器だからこそ、ほかの傷んだ臓器の代用として使われたり取り除かれたりすることもあるとのこと。
食道がんの治療では、傷んだ食道の代わりに小腸を使うことがある。
肥満の治療では、栄養吸収を減らすため小腸を一部使わないようにつなぎ替える手術も実施されていると書かれてありました。
小腸にはこういった機能があるんですね!!
素晴らしい!!
大腸・小腸の治療内視鏡

クローン病と小腸

小腸にもがんは発生することがあり、空腸が主に傷む小腸がん、消化管間葉系腫瘍(GIST)などがあるみたい。
ただ、患者は少なくて、記事に書かれていた病院のデータでは、手術などの治療を受けるがん患者数は大腸がんが年間約150人、胃がんが同100人なのに対して、小腸がんは2~3年に1人、GISTは年に1人いるかどうかというくらいの確率らしいです。
このように丈夫だとされている小腸ですが、クローン病ではその小腸が炎症に冒されてしまいます(泣)
炎症が続いてしまうと腸壁が厚くなって「狭窄」が出来てしまったり、また小腸癌に発展してしまったりすることがあるので、注意が必要ですね(汗)
しかし、小腸が頑丈な臓器だとは知りませんでしたね。
クローン病で小腸に炎症があると聞かされてからはナイーブな臓器だとばかり思っていました。
この大事な小腸ちゃんをなんとか切らないようにするためにも、普段の食事や生活に気をつけて行きたいと思います(汗)
[ 参照記事:腸はなぜ病気になりにくい?:日本経済新聞 ]

クローン病ってこんな病気
潰瘍性大腸炎・クローン病の人の食事
クロ-ン病患者が本当にききたいこと
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(2月22日の食事と体重)
【  朝の食事   】おにぎり2個,団子 = 350kcal(脂質1g)
【  昼の食事   】会社の弁当 = 300kcal(脂質5g)
【   間食    】カレーマン,あんマン = 500kcal(脂質10g)
【  夜の食事   】ごはん,おでん,団子 = 800kcal(脂質10g)
【 総摂取カロリー 】1950kcal(脂質26g)
【 体重(朝計測時)】52.2kg
【 体重(夜計測時)】53.1kg
【   腹痛    】なし
【  肛門痛    】なし
【  便の回数   】朝普通便
【   出血    】なし
【   体温    】午前:36.3度 午後:測定無し
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