「クローン病」治療に光。阪大助教、発症経路を解明のニュースに心踊る!

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最近、ビットコイン(仮想通貨)のことばかり書いていましたが、今日はクローン病に関する記事についてご紹介しますね(笑)

すでに情報の早いクローン病患者さんはご存知だと思いますが、12月20日米科学誌イミュニティー(電子版)に「小腸の末端部、回腸などに炎症が起こる難病「クローン病」の発症メカニズムの一端を、大阪大の香山尚子助教(免疫制御学)らの研究グループがマウスを使った実験で解明した」ということが掲載されました。

詳しくは毎日新聞やヤフーの記事でなく、阪大のWebサイトにアクセスしましょう。

そっちのほうがより詳しく解説してあります。

サイトはこちら。

大学の研究成果の報告ページなんでそう簡単に消えないと思うけど、まだ見てない方はお早めに。

いやー、こういう希望の持てるニュース久しぶりですねー。

この研究結果のすごいと思ったところ

今まで色々クローン病に関するニュースってあったんですが今回は

生体外物質トランスポーターMDR1が、胆汁酸によるエフェクターT細胞の異常な活性化を抑制するメカニズムを発見。
潰瘍性大腸炎・クローン病患者のエフェクターT細胞ではMDR1の機能が著しく低下することを発見。

とあり、この胆汁酸を吸着剤コレスチラミンを使用して、胆汁酸の排出を促進することにより回腸内のエフェクターT細胞と胆汁酸が触れ合わないようにしたところ、マウスでは回腸炎症が起こらないことが分かったとありました。

この「コレスチラミン」はすでに脂質異常症の服用薬として使用されているので、有効な治療法がなかったクローン病にも応用できるかもしれないというのがスゴイと思ったところです。

「レミケード」「ヒュミラ」「ステラーラ」と超高額で副作用(癌の発生)があるかも知れない薬を使うのではなく、こうした既存の薬が使えるかも知れないというのは非常に嬉しいですね!

ただ例のごとく、ニュースとして発表されてから実用に至るまでは数年かかるのが常ですので、この研究の成果が私たち患者にいつ届くのかわからないのが残念です。

また「コレスチラミン」は脂質異常の治療薬なので、コレステロール値が元々低いクローン病患者に使っても大丈夫なのかどうかも疑問に思うところです。

胆汁酸について調べてみた

今回のキーワードである「胆汁酸」ですが、こいつは何者なのかと思って少し調べてみました。

すると、

胆汁酸は、成人では、1日当たり20~30gが肝臓から胆管(胆汁中)へ排泄され、小腸内で、脂肪酸の吸収に関与した後、小腸下部で、95%以上が、再吸収される(腸肝循環)。
体内の胆汁酸のプール量は、約3~5gで、この少量の胆汁酸が、毎日、6~10回、腸と肝臓の間で、腸肝循環している。
肝臓から分泌された一次胆汁酸は、胆嚢から多く排出されても、小腸から再吸収され、肝臓で、胆汁酸として、再利用される。
糞便から排出される胆汁酸は、1日当たり0.5~1.0g。胆汁酸は、糞便から排出された量に匹敵する量が、肝臓で、コレステロールから生成される。
(野菜など食物繊維の多い食事をして、)胆汁酸が、小腸から再吸収されない(結果的にコレステロールが排出される)と、肝臓の胆汁酸量が減少し、肝臓での胆汁酸合成が、促進する。
(二次)胆汁酸は、(大腸癌などの)発癌を促進する作用があると言う。
高脂肪食を摂取すると、胆汁酸やステロイド代謝産物が増加し、これらの腸管内への排泄が増加し、発癌を促進させる恐れが考えられる。
野菜を食べると、含まれている食物繊維により、食事中の脂肪の吸収や胆汁酸の再吸収が防がれて、血液中の過剰な脂質(コレステロールやトリグリセリドや酸化LDL)が低下する。

と説明されており、また

胆汁酸は、上部腸管ではあまり吸収されず、回腸や結腸(特に、回腸末端部)で、主に、受動的に再吸収される。
胆汁酸は、胆嚢から、胆汁と共に、十二指腸へ分泌され、腸管(主に小腸の回腸末端)から吸収され、門脈を経て肝臓に回収され、再利用される(腸肝循環)。

と書かれていました。
ソースはこちらです。
http://hobab.fc2web.com/sub6-Bile_acid.htm

これを読んでクローン病経験が長い人はピンときませんか?
そうです、クローン病では

  • 脂質を取りすぎると再燃する確率が高い
  • 回腸末端部分が一番症状が出やすい

ということが言われていましたよね。
ということはやはり、今回の研究成果(胆汁酸が炎症に関与している)というのはめちゃめちゃ理にかなっているんですね。
ですので、今まではなんで脂質を取るとクローン病が悪化するのかイマイチよく分からなかったんですが、これで納得がいきました。

やはりクローン病に脂質は良くない!

ということがハッキリと言えるわけです。
クローン病をコントロールするには脂質をコントロールすることが重要なわけですね。

エレンタール最強

これで脂質がよろしくないことは解りましたが、脂質を取らないとエネルギー不足になりますし必須アミノ酸も摂りづらくなります。

さてどうしたものか…。

と、ここでエレンタールの登場です。

エレンタールには脂質を分解した状態の必須アミノ酸の形で配合されています。

エレンタールを飲めば脂質を摂取することなく、エネルギーを蓄えることができます。
さらにビタミンなど必要なものも含まれていますので、ヘタなサプリ飲むよりよっぽど効率良く栄養が取れるというわけです。

ドンさんのように最後はエレンタールの布教活動みたいになりましたが(笑)やはり、昔から言われている対策はすべて意味があるんだなぁと感じました。

この調子でクローン病の原因解明までよろしくお願いいたします!
研究者の皆様!頑張ってください!!

 

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コメント

  1. ドン より:

    kengorouさんのブログはすごく勉強になります、マジ(笑)。

    昨夜、このニュースを見てたけど、俺ってこういうのすぐスルーしちゃうのさ。
    「とりあえず今はエレンタール」って(笑)。
    だからkengorouさんとajariさんのブログで勉強してるのよ(笑)。

    1. kengorou kengorou より:

      ドンさん

      コメントありがとうございます。
      私は医者ではないので書いてあることが正しいのかどうか解りません(汗)
      勉強になる程の記事ではありませんが、お役に立てたのなら幸いです(笑)

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